今日は社内で会議、明日は一日中カフェで作業。
そんなふうに、働く場所やシーンが多様化している今、求められているのはどこへ行っても恥ずかしくない服です。
服を減らすということは、1枚の服が担う役割が増えるということ。
オフィスで信頼感を損なわず、休日のカフェでも浮かないリラックス感を両立するには、どうすればよいのでしょうか。
実は、服のデザインそのものよりも、もっと基本的な3つの法則を守るだけで、誰でも簡単にきちんと見えを手に入れることができます。
法則1:清潔感の正体は先端と表面に宿る
清潔感のある服装とは、単に洗濯したての服を着ることではありません。
視覚的なノイズ、つまりシワと毛玉がない状態を指します。
どんなに高価なブランドのブラウスでも、背中がシワだらけだったり、袖口がヨレていたりすれば、だらしない印象を与えてしまいます。
逆に、ユニクロやGUのようなプチプラアイテムであっても、ピシッとアイロンが掛かり、毛玉ひとつない状態であれば、それだけで丁寧に生活している人という信頼感が生まれます。
特にミニマルなワードローブでは、同じ服を着る頻度が高くなるため、服の劣化スピードも早くなりがちです。
忙しい朝でも、出かける前にスチームアイロンをサッとかける習慣をつけること。
そして、ニットの毛玉やほつれを定期的にチェックすること。
このメンテナンスこそが、大人の女性の品格を支える土台となります。
おしゃれ以前の身だしなみを整えるだけで、オフィスの蛍光灯の下でも、カフェの自然光の中でも、あなたの装いは美しく映えるはずです。
法則2:大人の適正サイズはつかず離れず
ここ数年、オーバーサイズの服が流行していますが、オンオフ兼用を考えるなら、サイズ選びには慎重になる必要があります。
体が泳ぐほど大きすぎる服は、オフィスではルーズに見えがちですし、逆にピタピタすぎる服は、体のラインを拾いすぎて品を欠いてしまうことがあります。
29歳の私たちが目指すべきゴールデンバランスは、体と服の間に指2〜3本分のゆとりがある状態。
つかず離れずのサイズ感です。
例えば、Tシャツやニットなら、肩のラインが落ちすぎていないジャストサイズに近いものを選ぶ。
ボトムスなら、肉感を拾わない程度のゆとりがあるテーパードやストレートシルエットを選ぶ。
この絶妙なサイズ感のものを選んでおけば、ジャケットを羽織れば即オフィス仕様になりますし、アクセサリーを外せば休日のリラックスウェアとしても快適に過ごせます。
流行を追うよりも自分の体をきれいに見せるサイズを知ることが、着回し力を高める近道です。
法則3:靴とバッグの素材でTPOのスイッチを入れる
服自体はシンプルでベーシックなものを着ておき、TPO(時・場所・場合)に合わせて小物で調整するのが、ミニマリストの賢いやり方です。
特に重要なのが靴とバッグの素材感です。
例えば、Tシャツにスラックスという同じ服装でも、足元をキャンバス地のスニーカー、バッグをコットンのトートにすれば、一気に休日のカフェ仕様になります。
一方、同じ服でも、足元をレザーのパンプスやローファーに変え、バッグを角のあるレザーハンドバッグに変えれば、瞬時にオフィス仕様に早変わりします。
つまり、服を着替えなくても、小物の素材を天然素材(コットン・麻)から革・金属に変えるだけで、カジュアルからフォーマルへと印象をスライドさせることができるのです。
服を増やすのではなく、質の良い小物を少しずつ揃えること。
これが、あらゆるシーンに対応できる大人のクローゼットの作り方です。
まずは明日、一番よく着る服をハンガーにかけ、シワがないかチェックしてみてください。
そして、靴を変えるだけでどれだけ印象が変わるか、鏡の前で試してみましょう。
その微差に気づくことが、洗練への第一歩です。
