もう10月だから衣替えしなきゃとカレンダーを見て服を入れ替えたものの、翌週にまた夏日が来て慌てて半袖を引っ張り出す……。
そんな経験はありませんか? 日本の気候が変化している今、衣替えの正解は日付ではなく気温にあります。
ミニマルなワードローブを持つ私たちは、少ない服で快適に過ごすためにも、気温の変化に敏感である必要があります。
今回は、失敗しない衣替えのタイミングと、来シーズンも笑顔で服と再会するための収納テクニックをご紹介します。
なんとなくは卒業。
スマホの天気予報で見るべき3つの数字
衣替えのタイミングに迷ったら、毎朝チェックするスマホの天気予報を活用しましょう。
感覚に頼らず、最高気温を目安に行動することで、着る服がないというストレスから解放されます。
まず、衣替えの準備を始める合図は最高気温20℃です。
具体的には、以下のような基準を持っておくと便利です。
- 25℃以上: まだ夏服の出番。半袖1枚で快適に過ごせます。
- 20℃未満: ここが分水嶺です。半袖では肌寒く、長袖シャツや薄手のカーディガンが必要になります。
最高気温が20℃を下回る日が続きそうなら、本格的な秋物の出番です。 - 15℃未満: 肌寒さが本格化します。ニットやアウター、冬のコートが必要になります。
このように、気温20℃を切ったらそろそろ長袖をメインにしよう、15℃を切ったらニットを出そうと、段階的にスライドさせていくのが現代の衣替えです。
一気に入れ替えるのではなく、気温の推移に合わせてクローゼットの中身を少しずつ変化させていくグラデーション衣替えなら、急な気温変化にも柔軟に対応できます。
失敗しない収納の鉄則。
防虫剤は上、除湿剤は下が正解
衣替えで最も重要なのは、次のシーズンまで服を守ることです。
久しぶりに箱を開けたら虫食いやカビが……という悲劇を防ぐために、防虫剤と除湿剤の正しい配置をマスターしましょう。
これには科学的な理由があります。
まず、防虫剤は必ず衣装ケースやクローゼットの一番上に置きます。
防虫剤から出る成分は空気よりも重いため、上から下へと流れていきます。
もし服の下や隙間に押し込んでしまうと、成分が全体に行き渡らず、効果が半減してしまいます。
畳んだ服の上にポンと置く、吊るすタイプならポールにかける。
これが鉄則です。
対照的に、除湿剤は一番下に置きます。
湿気は空気よりも重く、下の方に溜まる性質があるためです。
クローゼットの四隅、特に床に近い場所に除湿剤を設置することで、カビの原因となる水分を効率よく回収できます。
防虫剤は上、除湿剤は下。
この上下の法則を守るだけで、あなたの大切なワードローブが守られる確率は格段に上がります。
晴れた日の午前中がベスト。
湿気を持ち込まないしまい方の作法
衣替えを行う天気も重要です。
雨の日や湿度の高い日に作業を行うと、衣装ケースの中に湿気を一緒に閉じ込めてしまうことになります。
これは、カビやニオイの原因そのものです。
衣替え決行日は、必ずよく晴れた乾燥した日を選びましょう。
できれば湿度が低い午前中からお昼にかけて作業するのがベストです。
収納する前には、一度袖を通した服は必ず洗濯かクリーニングをして、しまい洗いを済ませておくことも忘れずに。
目に見えない皮脂汚れや食べこぼしは、時間が経つと酸化して黄ばみや虫食いの原因になります。
服が少なければ、洗濯も収納も短時間で終わります。
天気の良い週末、午前中の1時間でサクッと終わらせて、午後はすっきりしたクローゼットで新しい季節のコーディネートを考える。
そんな軽やかな衣替えを習慣にしましょう。
